2011年11月17日

永遠のゼロ

http://booklog.jp/asin/4778310268

お奨めを受けて読んでみた百田尚樹さんの小説です。0は零戦のゼロなんですが呼称の意味だとか空戦の描写などエンスーな方が読んでもかなり楽しめますね。第二次大戦のパイロットたちの生き残りの回想録であり祖父の生きた軌跡をたどる姉弟の物語でもあります。

物語の中心となる宮部教官の、パイロットとしての技量や男としての魅力に読者は惹き込まれていきますね。同時に戦禍の中を、それも最前線にいる者たちの「生きる」ことへの姿勢を現代人に向けて主張する内容となっています。

自殺者が年に3万人もいるという今の日本はある意味では戦時中以上におかしな社会になっていると思います。この物語を読んだ後も己の生命の尊厳を納得しきれないという輩がおりましたら私が直接その硬い頭の治療に出向きたいと存じます(笑)

皆さんもどうぞご一読下さい。



Posted by 了教 at 12:29│Comments(0)小説
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